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大学院を中退します

Posted at — Jan 27, 2021

こんにちは,とある大学院M1 (本記事執筆時) のteaです。このブログでの初投稿記事になります。

早速ですがタイトルの通り,私はこの度大学院を中退することを決意しました。

私がこのような決定をするまでに様々な方のブログ記事を参考にしたということもあり,私も誰か同じような悩み (大学院をやめようかどうか)を持った人の手助けになればいいなと思い,この記事を書くことにしました。


中退という決断に至った経緯

まず初めに大前提として,私が中退を決意した理由として「研究室に馴染めなかった」とか「やっている研究に興味がなかった」とかそういった理由ではないです。研究室のメンバーとは普通に仲良く接していたし,研究内容に関しては自分にとって非常に興味のあるものでした。

参考にした記事の中にはこうした理由により大学院を辞めるというものがちらほらあったのですが,私はそうではないだけ環境には恵まれていたなぁと思っています。

では何故中退をすることになったのかというと,細々とした理由は色々あるのですが,最も占める割合の多い理由は やりたいことと研究の両立が難しいなと感じた からです。

研究室に配属されてからM1の真ん中くらいまでは非常にスムーズに研究が進んでおり,私にとって不自由はだと感じることは特になかったので中退なんて考えたこともありませんでした。

しかしとある時期から自分の研究に欠陥が見つかり,何かしらの改善案を考えなくてはならないという状況になりました。

まあこうしたことは研究にはよくあることだと思いますし,“頑張ってなんとかしないとなー"といった感じで軽く考えていました。

しかし,これが一向に改善しないこと。先輩や先生と様々な議論を行い新たな案を考えてもどこかで欠陥が見つかってしまうといった感じでこうした状況が数ヶ月続きました。

そんなとき,私はふとこう思ったわけです。今自分のやりたいこと全然できてなくない? と。やりたいことというのは色々あったのですが,例えばエンジニアリングの勉強とかデータコンペへの参加とかそんな感じのところです。

そうしたことを意識し始めてから,“やりたいことをやるために研究をしないといけない” でも “やりたいことが全然できていないから研究に熱が入らない” というジレンマに陥ってしまっているということを徐々に感じるようになりました。

私としては,やりたいことを可能な限りやりながら研究も頑張りたいと考えていましたが,そのどちらも達成できていないという状況は最悪のものでした。それ故,この状況からなんとかして脱却しないとな…と考えるようになっていきました。

そんな中,冬休みがやってきました。上記のジレンマに悩まされていた私は精神的に非常に疲れてしまっていました。そこで,一度リフレッシュするために冬休みは好きなことを存分にやろうと考えました。

結果として,その選択は非常に良かったと思います。アプリ開発をしたりデータコンペに参加してみたりと色んなことをやって本当に毎日楽しかったです。

そこでようやく私は こっちの生活の方が自分には合っている と改めて認識しました。

それから私は数人の友人,両親に相談をし,その後教授とも相談をしました。(正直教授にこういう話をするのは少し怖かったですが,すごく親身になって相談に乗っていただき本当にありがたかったです。)

そうして相談した内容を自分なりにまとめ,それでもやはり辞めるという意思が変わることはなかったため,その旨を教授に再度お話ししたところ中退するということで確定しました。


結局何が問題だったのか

問題点は色々とあるとは思っていますが,最も大きな問題はおそらく 心の底から研究をやりたいと思っていなかった ことだと思います。

意識したことはなかったのですが,いつの間にか私にとって研究はやりたいことに入らなくなっていました。

研究には基本的に休みがなく (休もうと思えばいつでも休むことはできるけど) ,それ故毎日やりたいことではないことが常に頭の中を過ってしまう状況が続き,私にはそれがとてつもないストレスになってしまっていたわけです。


今後どうするのかという話

幸い,昨年末にすでにとある企業から内定をいただいており,そこと中退について相談をしたところ,21卒として働かせていただくことになりました。

内定先の企業には本当に感謝です。


最後に

大学院を辞めると決めてすでに3週間ほど経過していますが,今のところは毎日やりたい勉強したり気になっていた本を読んだりして本当に楽しい生活を送れています。

そうこう言っている間にすぐに働き始めることになるわけですが,大学院をやめたことを後悔することにならないよう目一杯頑張っていきたいなと思っています。